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その14 カーナビの取付(インダッシュタイプ)

作業難易度:★★★☆☆

 今回の作業はインダッシュタイプのカーナビを取り付けます。

インダッシュカーナビ

■事前に準備する物

■結線箇所の下調べ

オンダッシュタイプのカーナビ取付時にも書いてますが、カーナビ取付時には接続する配線を確認しておく必要があります。
しかし今回取り付けるのはオンダッシュタイプ。カーオーディと置き換えるタイプの為、殆どの配線はオーディオ用のものと共用で、カーナビ独自の配線のみ調べればOK。

カーナビ独自の配線とは下記の通りです。

で、これらの配線箇所ですが、ディーラーにでも行って聞いてみるのが確実です。意外と親身になって教えてくれます。頼めば配線図をコピーしてくれるかもしれません。運が良ければコーヒーも飲ませて貰えるかも(w

しかし「ディーラーは敷居が高い」と言う人も多いはず。そんな場合はネットで調べましょう。
クラリオン公式HPでは色々な車種のインパネの取り外し方や配線箇所がPDFファイルで公開されています。ここで検索すれば大抵の車はヒットするはずです。サンバーの場合は車速信号情報のところで紹介されています。

しかし「ぶっちゃけ検索が面倒!」って方の為に、ここで結線する場所を公開しておきます。

車速パルス線の位置


これは運転席側のダッシュボードの奥に見えるコンピューター。頭を運転席足下に突っ込めば見えるはず。白色と黒色のカプラーが取り付けられています。
このうち黒色のカプラーから出ている緑に黒の線が入っている配線を探します。これが車速パルス線になります。
画像上で赤いワンタッチカプラーを取り付けている配線がそれに当たります。このワンタッチカプラー、個人的な信頼性は無く本当は使いたくないのですが、ここは配線に余裕がない為、やむを得ず使用しました。しかしワンタッチカプラーでさえも取り付けるのに苦労すると思います。


次にバック信号入力線。これはバックギアに入れた際に+12Vが発生する箇所に接続する必要があります。そこで簡単に取り出せる場所はテールランプのバックランプから取り出すのが一番手っ取り早いです。
テールランプへの配線に辿り着くには、カーゴスペースの横にあるポケット付きの内張を外すと到達します。この内張はクリップで固定されているだけですので、内張外しを使って外しましょう。

しかし俺はバック信号入力線は繋いでいません。面倒だったんで(ぉぃ
ぶっちゃけた話、GPSの精度が高いのでさほど問題ない為です。バックで移動する距離なんてたかがしれてますし。。

最後のサイドブレーキ検知信号線。これはカーナビのTV機能等が走行中に操作出来ないようにする為のきっかけとなる配線です。
通常、サイドブレーキを降ろすと(解除すると)スイッチがアースされ、サイドブレーキを引くと(効かせる)とスイッチはアースされなくなり、これによってサイドブレーキが引かれている事を検知する構造になっています。
ですので、サイドブレーキ周辺を探すとスイッチを発見出来るかと思います。このスイッチから出る配線に繋げばOK。

しかし走行中に操作が出来ないってのは不便で仕方ないです。運転手が運転しながら操作するのは問題外ですが、助手席に座る嫁さんが操作したくても出来ない・・・ってのは勘弁して欲しいところ。
で先に説明したサイドブレーキ検知信号線の所を良く読み返してください。アースされると・・・・・・とありますよね?勘の良い人ならもうお気づきでしょう。
でもここではあえて明言はしません。理由は場合によっては車検に通らなくなる可能性があるからです。まぁ99%問題ないと思いますが自己責任にて処置して欲しいが為の事とご理解願います。

■オーディオの取り外し

配線の結線箇所が解れば取付にかかります。
でもその前に既設のオーディオを取り外す必要があります。その方法は既に公開しております「作業報告書その4」を参考に取り外してください。

■フィルムアンテナの貼付

オーディオが外れてもすぐにカーナビ本体を取り付けられません。先にアンテナ線やGPS等各センサーの配線を引き回す必要があります。
まずはアンテナ線。今回のカーナビ「HRZ08」はフィルムアンテナを採用している為、フロントガラスにフィルムアンテナを貼り付けます。

と、その前に邪魔なモノは取り外す必要があります。

Aピラーのグリップ


まず最初はAピラーのグリップ。グリップの蓋をマイナスドライバー等で外し、プラスドライバーでネジを緩めれば外れます。

グリップが外れれば、そのままAピラーカバーも外します。その勢いでサンバイザーも外しましょう。サンバイザーは固定ステーも外しておく必要があります。
更に作業性を高める為に、ルームミラーも外す事をオススメします。ルームミラーもプラスドライバーでネジを緩めるだけです。


邪魔なモノが無くなればフィルムアンテナを貼付に掛かりますが、貼る前にフロントガラスを綺麗にする必要があります。
フィルムアンテナにガラスクリーナーが付属されていたのでそれを利用して貼り付ける場所を綺麗に拭き取ります。その後乾いたのを確認し、フィルムアンテナを貼り付けましょう。貼り方は取扱説明書の通りに行い、失敗しないように気をつけましょう。失敗してもアンテナ線が折れる可能性があるので貼り直しは出来ないと思って慎重に。

フィルムアンテナが貼れれば配線をAピラーに沿って通してアンテナに接続すればOK。
その際、今回裏技を導入してみました。

アンテナ線にアルミ箔巻き


その裏技とはアンテナ線にアルミ箔を巻き付けて「自作シールド線」にしてみました。
フィルムアンテナはロッドタイプのアンテナに比べると受信感度が悪くTVの写りが悪いと聞いていた為、少しでも良くなるようにとアルミ箔を巻いてノイズ対策をしてみました。
効果の程は・・・あまり効かないかも。まぁ気休め程度って事で(w

アンテナ線を接続後はAピラーカバーに配線を隠しながらダッシュボード内まで導きます。


フィルムアンテナ貼付完了


とこんな感じでフィルムアンテナの貼付が完了しました。
ちょっと解りづらいかもしれませんが・・・。
ちなみにこの位置にフィルムアンテナを貼ると身長170センチの私だと運転中の視界ギリギリ入るか入らないかの位置になります。
最初は気になりましたが、すぐに慣れて何とも思わないようになりました。


■各センサー類の設置

カーナビ付属にGPSアンテナやオプションのビーコンVICSユニットを設置します。適当な場所にアンテナ等を固定してダッシュボード内まで配線を引き込みます。

■結線及びカーナビ本体の取付

ここまで来れば後はカーナビ本体に結線して取り付けるだけ。事前に調べた箇所に間違いがないよう、結線しましょう。
もし純正オーディオからの交換作業の場合、変換ハーネスを用意すれば簡単に接続出来ます。接続時に忘れずにアンテナ線やGPSアンテナの配線も接続しましょう。

配線ごちゃごちゃ・・・。


全ての配線を接続すると左の画像のように凄い量になります。
サンバーのダッシュボード内はスペースが少なく、カーナビ本体を中に納めるのは至難の業。先に手を突っ込んで配線を均等に奥に突っ込んでからカーナビ本体を取り付けるようにすればちゃんと収まるはずです。


■作動確認

作動確認

最後にエンジンキーを捻り、作動確認をしましょう。エンジン起動後にカーナビも起動するか確認します。一番最初の起動時には初期設定を行う必要がありますが、モノによっては不要な場合もあるようです。
今回はインダッシュタイプでオーディオとしても機能する事から、CD等を使ってスピーカーから正しく音が出るか?等の確認も必要です。


■総評

インダッシュタイプのカーナビはオーディオ交換が出来れば十分出来る簡単な作業といえます。
ただ配線の納め方、接続等で苦労する部分もあるかと思いますが、丁寧に気長に作業すればまず失敗しないでしょう。
場合によってはオーディオのグレードアップにも繋がりますので、オンダッシュタイプよりもインダッシュタイプをオススメします。

今回の作業の満足度:100%


■ komocik space
■ DIY作業報告書(サンバー編)その14
■ 2007.01.28 更新
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