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その24 ATシフトノブの延長加工

※この作業報告は旧HPからの転載です(若干の加筆・修正はしてあります)

 さて今回はATシフトノブの延長加工についての報告です。

 実は以前この自作技が軽自動車ドレスアップ誌「オートクライン」で取り上げて貰った事もあり、意外と問い合わせも多かった加工です。

 でも一般の人が見たら

馬  鹿  な  奴

 にしか見えないんですが運転してみると意外と楽で楽しかったりします。何よりイベント等で目立てます(w

 で当時、巷でATシフトノブの延長加工が流行っていると聞き、「どんな感じなんだろう?」と興味を持っていたのですが、自作するには難易度が高いとの事。

 難しいと聞いちゃ

どれぐらい難しいのか試したいのが俺の性分

 でして、早速会社にあった材料を持ち寄って作業開始♪

 さて必要になる材料は・・・

1)延長後に取り付けるクリスタルシフトノブ
2)シフトノブを取り付ける内径3ミリ程穴の空いたステンレス製パイプ
3)シフトノブの外側になるメッキパイプ
4)メッキパイプの中に仕込むナット
5)クリスタルシフトノブを固定する為のコーキング材

 まず今付いている純正のシフトノブを外します。
 外す作業については「作業報告書その16」にて紹介しているのでココでは省略します。
 「作業報告書その16」でのシフトノブ取り外し状態まで分解出来ればココからさらに手を加えます。

えっと画像が古くて恐縮ですが、シフト軸先端に白いプラスティック製の部品が付いていると思います。コレがないと純正シフトノブのボタンが機能しないのですが、今回はクリスタルシフトノブを取り付けるので、コレは不要。って訳で取り外します。
外し方は引っ張れば外れます。外れない場合はちょっと回してみましょう。きっと外れるはずです(ぉ
左の画像が白いプラスティック製の部品を外した状態。直径2ミリ程の棒が出ているのが解りますね?
この棒がシフトロックを解除するボタンに連結する部分です。この軸を押し下げればシフトロックは解除されシフトノブを動かす事が出来るようになるのです。
この状態になれば後は用意した材料を取り付けていくだけ♪

 それでは材料のセッティングに取りかかります。まずシフト軸の外側になるメッキパイプの長さを決めます。これでシフト延長量が決定するので、実際に車に取り付けてみて、シフト操作に問題がない長さになるように調整してください。

次に長さを調節したパイプの中に用意したナットを入れます。ナットの外側を削り、中にはまり込むように調整し叩き込みます。その後、ナットが外れないようにパイプの外側を少し凹ませました。

 何故ナットを入れるかというと、シフトノブを取り付ける細いパイプを中に入れた時、ガタが大きいと操作が出来ないのでナットを入れてガイド役にするのです。ココがポイントですよ♪

 別にナットじゃ無くても同じようにガイド役となるような物が有ればOKです。ちなみにこのナットはシフトの上側、つまりシフトノブ側に取り付けてください。

 次はシフトノブを取り付け、シフトロックを解除する中側のパイプを適当な長さにカットします。これも実際に車に取り付け、長さを確認した方がイイでしょう。

 ポイントとして、「クリスタルシフトノブが取り付けられる長さ」+「シフトロックを解除する為のストローク」に余裕を持って1センチ程長目にカットすればOKだと思います。

 んでカットして長さが決まれば、次はクリスタルシフトノブを取り付けましょう。通常、シフトノブの取り付けにはねじを切ったりと面倒な事が多いですが、今回はそんな手間な事は止めて、お手軽な方法を採用しました。

 それがコーキング材の使用です。コーキング材とは簡単に言うとシリコンです。コレをシフトノブのネジ穴に流し込み、パイプを突っ込む。これでOKです(爆)
 もちろんシリコン注入前に脱脂をしないといけませんが・・・。しかしコレ、結構イケるんです。カチカチには固まりませんが、抜ける事はなく、適度な弾力がありなんかイイ感じです(w

 最後に車に取り付ければ完成です。ココでのポイントは先に外側のパイプと中側のパイプを組み合わせてから車内に入れ、中側のパイプの穴をシフトロックを解除する棒に合わせ、それから全体を降ろしていくようにすれば簡単にセット出来ます。これで完成です♪

んでコレが完成後の画像です。まさに馬鹿野郎です(w
シフトノブ根本にフラワーレイを巻いてあるのは、あの部分がシフトロックを解除する為に必要なストローク分になり、露出していると見た目が格好悪いので100円均一で買ってきたフラワーレイを巻いたって訳です。この辺はお好みで♪

 最後にシフト操作時の注意点ですが、シフトノブの固定にコーキング剤を使用した事によって完璧な固定ではありません。ですのでシフトチェンジの際にシフトノブの先端を持つとシフトノブが外れる恐れがあるので、出来ればシフトノブの根本付近を持って操作をした方が安心です。

 それと構造上、上に引き抜くだけで簡単に分解出来ちゃいます。それにより誤って運転中に引き抜いてしまった場合、元に戻そうとしても中側のパイプの位置がシフトロックを解除する棒に合わないと最後まで入らないどころかシフトチェンジも出来なくなる恐れも出てきます。 

 以上の点を注意すれば問題はないと思いますが、この辺は

あくまで自己責任って事で宜しくお願いします。

 また今回の作業では

3速のオートマ(OD無)

でした。OD付きの4速ATの場合の加工法については、オーバードライブのスイッチを新設する必要がありますが、当方はそこまで理解していませんので質問されてもいっさい回答出来ませんのであしからず。


■ komocik space
■ DIY作業報告書(ワゴンR編)その24
■ 2006.02.05 更新
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